古舘伊知郎「トーキングブルース 1977」開催「徳光さんの厳しい言葉で『報ステ』…











古舘伊知郎の特別なトークイベント

フリーアナウンサーの古舘伊知郎が、12月5日から7日にかけて東京・EXシアター六本木で「古舘伊知郎トーキングブルース SINCE1977」を開催します。このイベントは、彼が70歳の誕生日を迎える最終日に行われ、自身の原点でもある「しゃべり」をテーマに、2時間以上にわたってパフォーマンスを展開します。

1977年を起点にしたキャリア

古舘は1977年にテレビ朝日に入社し、84年にフリーアナウンサーとして活動を開始しました。入社からの年数を表す「1977」というタイトルには、彼のアナウンサー人生が凝縮されています。彼は「しゃべる仕事を“バカの一本道”として48年間やってきた」と振り返り、時折変化する「しゃべり」についても触れています。

進化するしゃべりのスタイル

古舘によれば、しゃべりは時代の流れによって移り変わり、ウケることもあれば、逆にウケないこともあります。彼のスタイルは、時代に応じて常に進化しているのです。イベントでは、元日本テレビの徳光和夫やTBSの安住紳一郎など、同業者について独自の見解を述べる場面もあるでしょう。

死について考えるトーク

当初、古舘は「死」をテーマにトークを展開する考えもあったとのこと。しかし、スタッフからの「正気か」との反応により、方向性を変更しました。年下にダメ出しをされる喜びを語りつつ、いつかは「死」をテーマにしたトークもしてみたいという願望を明かしています。

実況の魅力と深さ

また、古舘はプロレスやF1など、実況での経験を通じて得た知見も披露します。「暴露するような事はしないが、墓場まで持って行く」と語る彼の実況スタイルも、聞き逃せません。政治家の出演におけるテレビ番組の手法に対しても、「質問に○×で答える方式はダメ」と苦言を呈しています。

トーキングブルースの現在地

「トーキングブルース」は彼にとって常に等身大の自分を映し出す場であり、1988年に始めたこのスタイルは、テレビ・ラジオの仕事において重要な柱となっています。彼は「自分自身のネタを考えると面白くなく、放送作家と相談しながら内容を練り上げる」と、裏側の制作過程にも触れています。

しゃべりの寿命を意識する時期に

70歳を前に、古舘は「しゃべりの寿命」を意識するようになったと述べます。彼は、しゃべりのコツを「スポーツ」に例え、年齢と共に衰えを感じつつも、独特な「肌理(きめ)」を捉えたしゃべりを見せたいと目指しています。

トーキングブルースの未来

古舘は80歳を迎えるとき、トーキングブルースでしゃべりながら「しゃべり死に」たいと語っています。この思いは、彼の人生観やキャリアを象徴しているとも言えるでしょう。彼は、「墓場まで持って行く」との覚悟を持ちながら、今後のスタイルを追求していく姿勢を見せています。

私自身もこのトークイベントに強い興味を抱いています。古舘の独特な視点から展開されるトークは、ただのエンタメではなく、深いメッセージを持っているに違いありません。多くのファンがその言葉を聞くために集まることが予想され、彼の「しゃべり」がどのように時代を映し出すのか、楽しみでなりません。











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