立岩洋一郎氏、関学アメフト部の大麻疑惑で大学スポーツ関係者に警鐘「全体の話として…

大麻使用疑惑と関学大の処分について

関西学院大学アメリカンフットボール部の部員5人が大麻使用疑惑により処分を受けたことについて、ジャーナリストの立岩陽一郎氏がMBSテレビ「よんチャンTV」に出演し意見を述べました。

処分内容と大学の対応

関学大は、大阪市内で2回目の説明会を開催し、処分内容を発表しました。具体的には、大麻成分を含む物質の所持や使用が疑われる部員に対して無期限の活動停止、もう一人には秋季リーグの出場停止、さらに3人には厳重注意が科されました。

立岩氏の感想と大学への理解

立岩氏は、処分について「残念です」と述べつつも、関学の対応には「納得いくもの」と理解を示しました。アメフト強豪校の不祥事に対し、がっかりしつつも、大学としての責任ある行動を取ったことを評価しました。

日本フットボール協会との齟齬

一方で、立岩氏は「日本フットボール協会との間に何故こんなにもやりとりに齟齬があったのか」と疑問を呈しました。関学大は8月30日の説明会で、「大麻所持や使用の事実認定によるものではない」と協会との見解の相違を強調しています。

アメリカの監視機構との対比

立岩氏は、アメリカのNCAA（全米大学体育協会）の例を取り上げ、そこでは圧倒的な人員と権限で全てのスポーツを監視しているため、協会と大学の間に齟齬が起きないと説明しました。この違いが日本のスポーツ界にどのように影響を与えているかを考える必要があると述べました。

若者と大麻の問題

また、立岩氏は「大麻はアメリカンフットボールだけの話ではなく、他のスポーツでも広がっている」と警告しました。若者の間での大麻の流行を受け、スポーツ界全体での監視機構の強化が急務だと訴えています。

アメフトの人気低下の懸念

今回の事件を受け、立岩氏は「アメフトの人気が下がってしまう」と危惧しています。大学スポーツ関係者には、アメフトのみならず、全体の問題として真剣に向き合ってほしいと呼びかけていました。

まとめと考察

大麻使用疑惑に対する関学大の対応は、大学としての正当な判断でした。しかし、日本フットボール協会との連携不足や、大麻問題の根本的な解決にはさらなる努力が必要です。スポーツ界全体がこの問題に真剣に取り組むことで、未来の日本のアスリートたちを守っていくことができるでしょう。