永瀬正敏「徒花」で出演に加えカメラマンとして参加も「オーラ消して現場で気づかれな…

永瀬正敏が新作映画に登壇

俳優の永瀬正敏（58）が、日仏合作映画「徒花－ADABANA－」の完成披露舞台あいさつに出席しました。この映画は、甲斐さやか監督が手がけ、10月18日から公開されます。永瀬は俳優業だけでなく、写真家としても活動を行っており、今回の作品では主演を演じながら、オフィシャルカメラマンとしても参加しています。

オフィシャルカメラマンとしての挑戦

舞台あいさつでは、永瀬が現場を撮影するオフィシャルカメラマンとしての役割について話しました。「次回作もスチールで呼んでください」とリクエストをし、自身の魅力的な挑戦を紹介しました。映画の中では、井浦新（50）演じる主治医として出演し、病に苦しむ役柄を持ちましたが、出番は少なく感じています。

監督への感謝の言葉

永瀬は、監督の心の中にある想いを観客に届いてほしいと語り、「皆さんの意見を世間に届けて欲しい」と呼びかけました。また、オフィシャルカメラマンとして目撃したシーンについて、感動的な出来事を振り返りました。「魂の何かが飛んできて、撮らせていただきたい構図を上回ったお芝居のシーンがあった」と語った彼の言葉には、作品への愛着が感じられました。

撮影の裏話

甲斐さやか監督は、永瀬の撮影中の姿勢に感謝の意を示しました。「朝からカメラマンとして、オーラを消して…まさか永瀬さんがスチールでいることを知らない人もいた」と話し、彼の柔らかい人柄が現場を明るくしていたことを明かしました。また、撮影は2年前に行われ、寒い海のシーンでは出演の三浦透子（27）が寒空の下での撮影を頑張ったことも話題となりました。

映画のストーリー概要

本作「徒花－ADABANA－」は、裕福な家庭に育った新次（井浦新）が、病気に苦しむ姿を描いています。手術を控え、臨床心理士まほろ（水原希子）によって心理状態がケアされる中で、過去の記憶が次々と思い出され、彼の心の葛藤が浮き彫りになります。まほろは新次に「普段ためこんでいることを話すと、手術に良い結果をもたらす」と助言します。この助言が新次の心を動かし、彼は心の奥底に埋もれていた記憶をたどり始めます。

作品への期待

作品の中盤では、幼い頃の母親（斉藤由貴）の言葉や、謎の海の女（三浦透子）との出会いが彼に大きな影響を与えます。「強くなりなさい、そうすれば守られるから」と言われた言葉は、新次の内面的な成長を促す鍵となります。この映画は、ただの病気の物語ではなく、人間の心の奥深くを探る作品として、多くの人々に感動を与えることでしょう。

まとめと感想

永瀬正敏の俳優としての新たな一面と、写真家としての感性が交見するこの映画は、観客に多くの期待をもたらしています。完成披露舞台あいさつでの彼の発言や雰囲気は、観る者に強い印象を与えました。映画の世界観やキャラクターの感情に共感し、私たちもまた心の中にある思いを振り返る機会になるでしょう。ぜひ、10月18日からの公開日に、映画「徒花－ADABANA－」を観に行くことをお勧めします。