磯村勇斗の質問に役所広司が回答「僕らは呼ばれていく商売だから…」

役所広司と磯村勇斗の魅力を探る

2023年10月24日、東京都内で行われた映画「八犬伝」の公開前日上映イベントには、主演の役所広司さんと磯村勇斗さんが登壇しました。このイベントでは、磯村さんが役所さんに8つの質問を投げかけ、その内容が参加者の関心を引きました。特に、役者としてのキャリアや人生観が垣間見え、観客にとっても嬉しいひとときとなりました。

子どものころからの挑戦

磯村さんが「達成したいことはありますか?」と尋ねると、役所さんは自身の子ども時代について語り始めました。彼は「一つのことをやり遂げたことがなく」と正直に振り返り、「役者として何となく続けているけれど、限りはある」とこれまでの道のりを話しました。セリフが覚えられなくなるまでは努力し続けようとする姿勢に感心しました。

人間関係の重要性

続けての質問である「長くやるために大切にしてきたことは?」に対し、役所さんは「ビジネスとしての社会人でもある」とし、あいさつや時間厳守の大切さを強調しました。しかし、彼が最も重要視しているのは「人間関係を大事にすること」だといいます。俳優として呼ばれるためには、人としての在り方が必要であると語る姿に、磯村さんも深く同意しました。

諦めない心こそが力

「諦めないことは?」という質問に対しても、役所さんは共感を呼びました。彼は「演じるということを完璧にできたことはない」とし、「いつか、うまくいくんじゃないか」という希望を持ち続けたいと語りました。この言葉には、役者としてキャリアを重ねる中で彼が感じたリアルな思いが込められているように思います。

犬派?猫派?

次に楽しい質問が飛び出しました。「犬派?猫派?」という問いに、役所さんは「基本は犬派」と答えました。17年間飼っていた柴犬への愛情が伝わります。しかし、野良猫の存在には少し苦笑いを見せるなど、コミカルな一面も垣間見えました。

実在の人物とオリジナルの差

磯村さんが「実在する人物とオリジナルの演じる差は?」と続ける中で、役所さんは「台本に書かれている内容をどう表現するかがポイント」と語りました。この実践的な視点には、演技に対する彼の真摯な向き合い方が窺えました。

感情のコントロール

最後の質問で、「怒ったことはありますか?」に対し、役所さんは「若いころはあったが、今は怒ることはない」と述べました。また、プライベートでは「我慢することが多い」とも話しつつ、彼のユーモアも感じられる瞬間でした。

イベントを通じての感想

本イベントを通じて、役所さんからは俳優として、また一人の人間としての深い洞察が得られました。シンプルながらも大切な価値観を持ち続ける彼の姿勢に、ファンは一層魅了されたことでしょう。楽しさだけでなく、役者としての厳しさや努力を伺い知ることができた、貴重な機会でした。


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