紙ふうせんが語る50年の軌跡
夫婦フォークデュオ「紙ふうせん」がデビュー50周年を迎え、特別なライブを開催します。11月8日、東京・南青山マンダラで行われる「紙ふうせん in MANDALA~懐かしい未来~」では、後藤悦治郎さんと平山泰代さんがその歩みを振り返ります。長い歴史を持つ二人の音楽は、どのようにして生まれたのでしょうか。
出発点となった赤い鳥
「紙ふうせん」の名前の由来は、もともとメンバーだったフォークグループ「赤い鳥」の楽曲「紙風船」にあります。この曲のリリースをきっかけに、後藤さんと平山さんはデュオとして新たな活動を始めました。初めてのプロポーズのエピソード
後藤さんは初めてのプロポーズを断られたものの、2回目の提案では「これからの人生、二人全て五分五分でできませんか?」と求めました。このプロポーズは、当時の男女の役割意識を反映したもので、平山さんもその意見に賛同したとのことです。母の教えが導いた道
平山さんは、母親から「女性は自分に合った仕事を見つけるべき」という教えを受けて育ちました。これが後の音楽活動への影響を与えたことに疑いはありません。姉が教師になった一方で、平山さんは歌の道を選びました。楽曲制作にかける情熱
「紙ふうせん」の楽曲は、平山さんと後藤さんの結びつきや価値観を反映しています。具体的には、彼らが生み出した「冬が来る前に」は、多くの人々に感動を与え、聴く人の心に長く残る作品です。続く結婚生活と音楽活動
二人は結婚生活を送りながら、常に音楽を支え合ってきました。金婚式を迎えた今、互いの足りない部分を補完し合う関係が築かれているそうです。未来への展望
これからの50年、彼らはどのようなステージを歩んでいくのでしょうか。「紙ふうせん」としての活動を通じて、さらなる高みを目指す意識が明確に感じられます。お二人の勢いは衰えることなく、新しい音楽に挑んでいくことでしょう。私自身、彼らの音楽を通じて多くの感動を受けました。特に「冬が来る前に」を聴くと、心が温かくなるのを感じます。その美しいハーモニーに、ぜひ注目してみてください。