和田アキ子、西田敏行さんを追悼
歌手の和田アキ子さんが19日、ニッポン放送で放送された「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」で、76歳で亡くなった俳優の西田敏行さんを追悼しました。
進行役の垣花アナウンサーが西田さんの訃報を伝えると、和田さんは西田さんとの思い出を語り始めました。78年に放送されたTBSドラマ「三男三女婿一匹」に共演したエピソードを紹介します。
共演の思い出
和田さんは、初めてデビューしたころのことを振り返り、「『あんたがたどこさ』でもご一緒させていただきました。森繁久弥さんや山岡久乃さんと一緒に楽しい時間を過ごした」と述べました。
実は、和田さんは西田さんがジムで鍛えている姿を何度も目撃していたそうです。「コロナが流行する前の3年か4年前、彼はつえを使っていましたが、いつも元気そうでした」と語りました。
人柄と思いやり
和田さんは、西田さんの人柄を「本当に優しい、おっとりした方」という言葉で表現しました。「彼との会話の中で、自分の歳を重ねるといろいろなことが出てくる、という言葉が印象的でした」と振り返ります。
ドラマでの教え
特にドラマの撮影中、「あるシーンで泣いてしまった時、西田さんが『良かったねえ』と言ってくれた」ことが心に残っていると明かしました。和田さんにとって、その瞬間は本当に特別なものでした。
西田さんが亡くなったというニュースを聞いた際、その温かい思い出が心に蘇ったといいます。「おっとりした優しい方でした」と改めて感謝の意を示しました。
豪華共演者への感謝
和田さんは、共演した豪華な布陣にも触れ、「お世話になったことに感謝しています。彼らの素晴らしさを理解していなかったが、その中で仕事できたことは貴重な経験でした」と語りました。
和田さんは、「本当に、すてきな人でした。心よりお悔やみ申し上げます」と締めくくりました。
追悼の意義
番組中、多くの追悼メールを紹介した和田さんは「こんなに多くの方々が思いを寄せているのを聞くと、西田さんは特別な存在だったんですね」と感慨深く語りました。
老若男女問わず、多くのファンに愛された西田敏行さん。その存在の大きさと、彼が残したものを改めて感じる時間となりました。
西田さんの楽曲に思いを馳せる
最後には、西田さんが出演していたドラマ「池中玄太80キロ」の挿入歌「いい夢みろよ」をオンエアし、彼の影響力と深い絆を再確認しました。
追悼の際に思ったのは、どうしても別れは悲しいものでありながら、同時にその人の生きた証を思い起こさせてくれます。彼のことを今後も大切に思い続けるのが、追悼の一環でもあると感じました。