「紙ふうせん」結成50周年ライブの魅力
2023年11月18日、東京・南青山マンダラにおいて、夫婦フォークデュオ「紙ふうせん」が結成50周年を迎えます。これを記念したライブ「紙ふうせん in MANDALA~懐かしい未来~」では、二人の魅力あふれるパフォーマンスが披露される予定です。
夫婦の音楽に対する情熱
後藤悦治郎さんと平山泰代さんは、結成から50年にわたって澄み切った歌声を届けてきました。しかし彼らのトークは、まるで夫婦漫才のようです。後藤さんは「素の僕らを出して、聞いてもらいたい」と語り、音楽だけでなく、二人の関係性を感じさせます。
高い距離感と対話を楽しむ環境
南青山マンダラは、客席が150人ほどと少数精鋭。この環境では、観客との近さを感じられ、全てが対話できるような体験が生まれると後藤さんは語ります。大きなホールでは計算されたパフォーマンスが多いですが、近い距離でのライブは特別な意味があるようです。
高校時代の思い出と再会
兵庫県立尼崎北高校の同級生である二人ですが、高校生活ではあまり接点がなかったとのことです。後藤さんは、平山さんが人気者であったため、自分が近づくことができなかったと笑います。
大学時代の音楽の道
お互いの大学時代、それぞれが音楽の道を歩んでいました。後藤さんは、フォークソングの同好会を作り、平山さんはクラシック声楽を勉強。その後、後藤さんの13枚の手紙をきっかけに再会し、一緒に音楽をすることになりました。
共鳴した音楽の心
平山さんは、後藤さんのコンサートを見た際に、特別な感動を覚えたと言います。PPMのコピーバンドの一員としての彼のパフォーマンスに触発され、共に歌うことになった彼女の心の変化は、彼らの音楽の旅の始まりを感じさせます。
赤い鳥への道のり
二人はやがて「赤い鳥」というグループを結成します。このグループは大ヒットを記録しましたが、その後、音楽性の違いから解散。二人は「紙ふうせん」を新たに結成し、さらなる音楽の道を進むことになります。
結婚と音楽の融合
赤い鳥の解散前に結婚した二人。後藤さんは、初回のプロポーズが失敗に終わったものの、二回目で「全てを五分五分に分かち合う」という誓いを交わしたそうです。この言葉は、彼らの生き方に関わる重要なスタンスとなっています。
家族とキャリアの選択肢
結婚後も平山さんは音楽を続けながら、自分自身のキャリアを重視。彼女の母親が教えてくれた教育方針も影響しており、今では当たり前となっている女性の自立を象徴しています。
歌がもたらす健康と絆
後藤さんは、結婚してから50年が経ち、今ではお互いが最愛の友達であると話します。二人の健康法は、ストレッチやウォーキングのほかに、歌を歌うことも重要な要素。このように、彼らの生活と音楽は密接に結び付いています。
未来へ向けてのメッセージ
「紙ふうせん」の活動は、これからも続いていくことでしょう。50年の節目となるライブは、彼らの歩みを振り返りつつ、未来への希望をもたらすイベントとなるはずです。
最後に、結成50周年を迎える「紙ふうせん」に心からの応援を送りたいと思います。二人の音楽は、これからも多くの人々に感動を与えてくれることでしょう。