「若松孝二監督命日上映」十三回忌でパワーアップ、テアトル新宿で10・17まで１週…

若松孝二監督をしのぶ特別上映

毎年恒例の「若松孝二監督命日上映」が、今年で十三回忌を迎えます。特に注目したいのは、東京・テアトル新宿で10月11日から17日まで行われる一週間の日替わり上映会です。この上映会では、ゲストを招いたトークショーも連日行われ、例年を超える盛り上がりを見せています。

多様な作品がラインナップ

今年上映される作品群は、若松監督の代表作から最新作まで多岐にわたります。「性賊　セックスジャック」や「17歳の風景　少年は何を見たのか」など、年代を横断するラインナップが魅力です。また、ベルリン映画祭で高く評価された「キャタピラー」や、白石和彌監督の青春映画「止められるか、俺たちを」も見逃せません。

全国での上映会展開

特に嬉しいのは、シネマイクスピアリ（千葉）やシネマスコーレ（名古屋）、シアターセブン（大阪）でも上映会が開催されることです。こうした取り組みは、若松監督の作品がより多くの人に届く機会を増やすことにつながります。

変わらぬ映画への思い

映画に時効はありません。若松孝二の言葉は、命日上映会を通じてますます実感されます。今年の上映によって、彼の作品が再び輝く瞬間に立ち会いたいですね。

尾崎宗子の思い

若松プロダクションの尾崎宗子代表も、「毎年購入してくれる観客たちによって、父の思い出が共有される」と感慨深く語ります。彼女は、若松監督の作品を通じて多くの人と映画の重要性を分かち合いたいと述べています。

井上淳一監督の感想

井上淳一監督は、若松プロでの経験を誇りに思っています。彼は、この命日上映週間を通じて、若松監督の謎に迫ることができると考えているようです。そして自身の作品、「青春ジャック」にも言及しながら、上映作品の意味を深く捉えています。

特別上映の意義

特に注目すべきは、「燃えろ青春の一年」が劇中映画として登場する点です。この映画をスクリーンで観る機会は貴重で、観客もその魅力に触れることができる貴重な体験です。

現代の映画界との対話

若松プロが今後も活躍できるよう、閉塞感を感じる現代映画界に貢献したいという尾崎代表の思いも素晴らしいです。若松孝二監督の言葉を胸に、彼の作品を未来へ繋げていくことが重要です。

最後に伝えたいこと

この命日上映会は、ただの追悼ではなく、映画の力を再認識する機会です。今年も多くの方々が若松孝二監督の世界に触れ、映画の楽しみを再発見できることを願っています。

若松監督の映画は、見るたびに新しい発見があります。ぜひ、多くの方に足を運んでいただきたいと思います。映画の魔法に、再び浸ってみてはいかがでしょうか。