かまいたち、芸人退いた元同期の「今」に「なんか泣きそうになる」

かまいたちが語る元芸人のその後

人気コンビ「かまいたち」のメンバー、山内健司さんと濱家隆一さんが、28日深夜に放送されたMBSテレビ「かまいたちの知らんけど」で元同期と再会しました。彼らが語り合ったテーマの一つは、「芸人を辞めた人々のその後はどうなっているのか？」です。

糀さんとの再会

かまいたちと同じNSC（吉本総合芸能学院）大阪26期の同期で、「あべのこうじ」名義で活動していた糀さんを訪問しました。糀さんは2年間の芸人活動を経て、20歳で音楽ユニット「風流～fool you」としてメジャーデビューしています。濱家さんは「芸人時代、パチンコ屋でよく会っていた」と当時の思い出を語りました。

芸人時代の辛い思い出

糀さんは、コンビでM-1グランプリに挑戦するも一回戦で敗退し、アルバイトで生計を立てていました。しかし、芸人仲間がカラオケ店に来るたびに、恥ずかしさを感じたことが芸人活動を辞めるきっかけになったと述べています。仲間と同じ空間にいることが辛かった彼は、「自ら解散を切り出した」と当時の心情を振り返りました。

音楽キャリアの始まりと苦悩

その後、糀さんはカラオケ店でのアルバイト仲間に誘われ、「風流」としてメジャーデビューを果たします。初シングルのヒットで最高月収90万円を記録するも、以降の活動は厳しかったと語ります。音楽の道でも成功と苦悩が交差するのだと感じました。

新たな人生の歩み

35歳で結婚した糀さんですが、当時の貯金は150万円だったことも告白しました。とはいえ、彼は芸人時代よりも金銭感覚が堅実になっているようでした。それを聞いた濱家さんや山内さんも、自分たちの経験と重ね合わせ、共感している様子でした。

飲食店経営者としての成功

現在、糀さんは大阪市内で飲食店を経営しています。彼は「芸人時代の幸せ度」と「現在の幸せ度」を共に70点だと答えました。売れない時の悔しさはあったものの、仲間との貴重な時間は心に刻まれているようです。

感動的な再会の瞬間

濱家さんは、糀さんの姿を見て感動し、「なんか泣きそうになる」と心の内を明かしました。この再会が元同期の絆を再確認する素晴らしい瞬間となったのではないかと思います。

今回の放送を通じて、芸人としての成功だけでなく、様々な人生の選択肢があることに改めて気づかされました。糀さんのように、困難を乗り越えた先に素晴らしい人生が待っていることを知ることができ、感銘を受けました。